大阪に帰ってきました。祖母は来月91歳になります、元気でおだやかに過ごしていました。商売の才覚がすごくある人で、小学校に教材を売る商店を大阪でしてました。画用紙やクレヨンや絵の具がいつも大量にあって、私が絵を大量に描く後押しになっていました。
 今日は岡本太郎記念館文化庁メディア芸術祭に行った後、メゾンエルメス小谷元彦展に行きました。メディア芸術祭はピンとくるものはいくつかありましたが、展示スペースと展示されてる数が全然適正じゃない状態で、2mも離れてないところに音の出ている映像があったり人の導線が考えられてなかったりで、まずそこを何とかして欲しいと思いました。エルメス8Fの小谷君の作品は、人体の形を基にしたものがほとんどで、髪の毛や身体から出た液体が重力に逆らって伸びているような、驚異的に細かい白い樹脂を使ったものでした。
 この3日間、圧倒的な手数と異常に細かかったり量が多かったりする作業工程のものを多く観ました。塩保さんや山本基さん、太郎賞で展示されていて評価が高かったものは、ただすごい作業量やというだけで終わっているものでは無かったと感じました。手作業でつくられたいいものを観ると、バーチャルなもので人間は満足しないハズ!!と確認出来る気がします。
 写真は、昨日の昼連れて行ってもらった湯島の『一片雲』の中華あんかけ海鮮ご飯と野菜焼きそばと、東京に行くと1回は行く『つばめグリル』のご飯です。
 残念ながら、ブイヨンには遭えませんでした。