祝♪58歳

  今日は神戸大の塚脇先生のお誕生日です、私よりちょうど20歳上にあたります。
 発達科学部とは抽象的な学部名で、教育学部の頃とは違って美術の教員養成をするには厳しい状態です。大学を卒業した明くる年、私は神戸大学に行きました。同い年の教育系の子達は実技にも関心がすごくあって、実技系から来た私には優秀で新鮮な人達で、快適な1年を過ごせてとても幸せでした。作品制作にも意欲があって、私には無い計画性には随分助けられました。13年経って、私は同じ場所に2年間戻りましたが、随分状況は変わっていました。実技をする時間が少なくて、学生にとっては何を出来るようになるのかわからないし探せない4年かなと思いました。入学する時点での美術に対しての気持ちがまず足りない人も多くて、やる気があって行動に移そうとする学生は少なかったです。
 私はひと回り以上歳上やし何とか改善したかったですが、行く前に思っていたより役には立てませんでした。美術の免許を出す以上、中高生や他教科の先生よりも、その辺りを歩いてる人よりも、作ったり描けたり出来て、教科書に載っている作品はだいたいどういうものか判っていないとダメだと思います。生徒にあたる子達は、該当の教科の事についてはなんでも知っていると信用しきっていることが多いです。私は、何か作品についてとか作業の方法について聞かれても答えれるのでやっています。
 とりあえず教員免許を持って仕事をし出しても、自信を無くしたり最悪の場合生徒になめられたりするかもしれません。単位と教育実習が取れたからといって免許は使い物にはなりません。
 私は、荒れてる公立中学と定時制に行ったせいもあって、最初から怖めで強めな先生になりました。生徒は逆らわず怒るとヤバイと思ってききます。でも、60歳までこの職業を出来るかなと思えたのはこの3年です。
 
今日は信濃橋に坪田君のと岡さんのを観に行きました。坪田君の薄い木彫を重ねたものは良かったです。
 写真は作品の部品で、50分の1です。