できないこと

 予備校時代からお世話になってる人から連絡をいただいて、明日、子どもの絵とか宿題?!をみたりするのに人が足りないので、来れないかと言われました。
 実は私は、知らない子ども(小学生以下)が苦手で、阪神大震災の後にも避難所とか小学校にお絵かき教室とかゲームとかする手伝いを頼まれて行ったりしましたが、相当向いてませんでした。仕事じゃないボランティアやと余計にツラい時間で、前の日から苦痛でほとんど何の役にも立たないし、居場所もなくて何していいか解らなくなっていって、困りました。
 今回もしばらく考えましたが、やっぱり無理やと思って申し訳なかったですが、おことわりしました。
 今までも、美術の中高の教員免許でできる「小学校の図工の先生」をしないかという話があっても、断っています。
 作ったり絵を描いたりすることだけじゃなくて、小学生以下になると子どもならではの行動への配慮と、こちらがわざと解りやすいようにとか子どもがおもしろいようにとかする事がしんどいです。
 子どもがかくれたら見えてても探したり、びっくりしなくても驚いたりする「演技」ができないし、一緒に球技とかスポーツをしても、私は手加減できません。

 中学生以上になると、私がどんな人間かしばらくすると理解できるやろうし、子どもに対して配慮する色々な事は必要なくて、内容や態度についても、どっちかというと厳しくていいです。自分の中学時代の事を思い出すと、そんなに子どもでもないし変わった先生に対しても困ったもんやと解ってたので、普段とそう変わらない気持ちで相手する事ができます。
 友達の子どもとかは、親を知っているのでよその子よりかわいいし、どちらかというと遊んだりしたいと思いますが、あんまり知らない子にも配慮する事はできないです。
 大人になったら治ったりできるようになると思ってた事が、私の場合できるようにあんまりならないです。

 自分でつくった濃い色の入れ物は、しょうゆを卵にどんな位入れたかとか、紅茶がどの位濃いかとかが解らないです。