基礎マニア

 カンブリア宮殿は「隈研吾」さんでした。途中で気付いて観ましたが、手がけた建築物が好きというより、考え方の好きな建築家です。
 建築資材は、彫刻とか他の美術作品の素材として参考になるので、建築関係の本はたまに見たりします。コンクリートに変わる素材が必要やと最後に言われてましたが、コンクリートの扱いも色々変わってきてます。太陽の塔も、コンクリートですが、何十年も設置したままのつもりで作られたとは思えないし、40年以上経ってるので当時の技術やし、この先大丈夫かな…と見るたびに思います。
 阿倍野の母の実家の跡地は、もう関係の無い場所ですが、たまにどうなってるのか前を通ってみたりします。4月に更地になって、先週位からコンクリートでの基礎の工事が進んでました。

 私は、工事現場の基礎を町で見かけたら、形によってはわざわざ近寄って見る事もありますが、今の型枠は、ほとんど金属になってるみたいです。型枠は使い回して組めるようになっていてボルトと万力で「コンパネ」より離れも良くて良さそうです。
 コンクリートの打ちっぱなしの壁に、ラワンのコンパネの細かくて浅い筋が付いてたりするのは、無くなっていきそうです。コンパネ(コンクリートパネル)っていうのは、ラワンのぶ厚い板の名前やと思う人が既に増えていってると思います。
 「打ちっぱなしの壁」とか「コンパネ」っていう言葉の意味も解らないまま使われる言葉になりそうです。