代打希望。

 今日は特にいい日じゃなかったです。この3年で、2〜3回しか心から笑ってないです。
 木をショリショリしましたが、そろそろみがいて仕上げていきます。漆のことを新宮に相談します、またメールするわな〜。
 私がつくるのは、ウラとオモテがどっちも重要で、色々すくえる形をしてるものが多いです。どっちもオモテです。

 今日のほぼ日は、「やっぱりそうかぁ〜とみんなが思ってること」が書いてありました。広告の仕事は、そういう仕事する前からよく知ってる友達とか知り合いが結構いたりしますが、エネルギーの使い方を変えてみたらどうかな??
 以下引用です。

地下鉄に乗ってて、中吊りや車額の広告見てたら、
 いやぁ、そうとうひどいなぁ。
 どうしてそうなっちゃっているのか、
 事情も都合も知りませんけれど、
 「この仕事したいんです」っていう感じが、
 感じられないんだよなぁ。

 みんなが読んでくれる媒体で、
 じぶんのつくったコピーが読んでもらえる。
 そりゃぁ、うれしいものですからね。
 まったくの新人の時代だったら、
 そういう日がくることを夢見ていたわけだ。
 じぶんだったら、どういうコピー書くのかなぁってね。
 実際に掲載されている広告を切り抜いて、
 じぶんの書いたコピーを貼りつけてみたりしてさ。
 ぼくのよく言うことだけど、
 「打席に立てるよろこび」というのが、大事なんです。
 どうやって、読んでる人をおもしろがらせようとか、
 商品やサービスのことを、どんなふうに伝えようとか、
 書いているコピーライターが、
 たのしそうに考えているからこそ、それが伝わるんです。
 
 ぼくの乗っていた電車の広告のなかには、
 その「うれしそうな感じ」がなかった。
 「このごろの広告、だいたいこんなもんですよ」と、
 いっしょにいた「ほぼ日」の乗組員が言ってたけど。
 ぼくは、「まさか!?」と言いたかったなぁ。
 いや、広告研究会OBの小言みたいに聞こえたとしたら、
 申しわけないですが、つい、言ってしまいました。

 地下鉄は、地下鉄の会社の人が中吊り広告つくってるわけじゃもちろんなくて、CMもその会社自体がつくってるわけじゃもちろんなくて、「そういうの」をつくる専門の人達がつくってます。
 世に出てるおもしろいものは、企画書がわかりやすかったり、精一杯仕事に取り組んだり、プレゼンがうまかったりするんじゃなくて、もっと根本が大事です。仕事をしてる時間とかエネルギーの使い方を見直さないと、必然性の無い徹夜とか終電逃しが悪循環を生み続けて「あっというもの」を減らしてます。
 おもしろいことをしようとする時、仕事とか遊びとか趣味に関わらず、うれしくてワクワクして寝る時間がもったいなくなります。そういう睡眠不足が大事です。
 美術館でやってるような展覧会とか横浜とか神戸の展覧会でも、せっかく人目に触れれてるチャンスを、活かすエネルギーと気概がそうでもないのが多いです。同じ分野の私からしたら、もったいなくておもしろくなくて腹が立つものもあります。チャンス自体少なくなってきてるから「おざなり」な作品の出番を、他の未だ無名な人達に与えてほしいです。