中学生の能力


 551の豚まんをいい感じに温める入れ物は、大半の大阪の家庭にあると思ってましたが、そうでもないかもしれないです。
 大阪は、関西でも強烈な文化があったりもして、不況で公務員の試験を受ける人が増える中、荒れてる学校も多いので大阪の教員採用試験はどんどん人気が無くなってます。「強烈なおっちゃんおばちゃん」の予備軍である大阪の子に、たちうちできるのは、やっぱい大阪の人しか難しい気もします。

 滋賀のイジメ問題の報道で出てくる、生徒の意見は的をえたものがほとんどです。

「真実を突き止めるため、中途半端な捜査に終わってほしくない」中2年男子
「人が亡くなってるし、警察や報道が問題視するのは当然だと思う」中2年男子
「本当に大変ないじめと考えていたのなら、なんで今頃になって真剣に捜査するのか」中2女子
「ちょっと取材にしゃべったことが騒ぎを起こすかもと思うと怖い」中3女子
「ネットでは中学校全体が悪く言われ悲しい」中3女子
「受験があるし、部活も最後の追い込みのとき。いじめは実際あったけど、大騒ぎになって力を入れたいことに集中できない」中3女子

 世の中の中学生達の判断は、そんなに子どもでもないです。結構ちゃんと考えて行動することもできるし、暴力をふるうとケガをさせる位の威力があって、死ぬほど人を追い詰めることもできる能力を持ってます。
 この学校の全教員と教育委員会の上層の人を全部入れ替えないと快方に向かわない位の事件やと思いますが、生徒同士のやり取りやもめ事、イケズとかケンカにどの段階で大人が介入するか、本人が克服した方がいい問題はどの程度かが難しいです。
 集団生活で、勉強とか運動以外にも色々あって成長できるのが学校教育なので、過保護すぎてもロクなことにならないし、愛情とか熱意とかみたいな主観的で抽象的なことでは解決しない次元の問題もあります。