あせるな

 昨日から、作りかけのものを作業中に折ってしまったり、失敗する事が増えてます。
 
 あと3日で先生業復活かと思うと、ゾッとする事が満載です。大学生とか美術自体に関心がある人達相手じゃない仕事は、色んなエネルギーを奪っていきます。いいですね、大学で専門的な事おしえれるのは…。

 今日が最終日の今村源さんの展覧会に行きました。今日は会場で演奏会がありましたが、行った時には終わってました。今回は、パフォーマンスとか演奏会があったりして、作品自体が今までと結構違うんかなと思ってましたが、やっぱり意外なしかけもありました。

 大きなきのこが真ん中で宙に浮いてましたが、触っていいものだったので触るとフワァ〜っと揺れて、壁に這っているつたのようなもので自立してました。地面には微妙に触れてましたが、重力はかかってません。

 ノマルエディションは、2階から1階が見降ろせますが見降ろすと、きのこの上はラッパ状になってました。1階の目線の辺りには茎からのびた管が上の世界と繋がってました。

 奥にもう1点、人型の線でできた作品がありましたが、上からライトがあたると影ではうつむいてるように見えました。

 会場中のツタのような線は、壁との距離で太さとか濃さが違って、実像とは違う影の線が良かったです。

 最近のすごい売れっ子とかまあまあな売れっ子とかより、いつもおもしろい作品です。今村さんの展覧会に行くと、あせらずにつくりたいものをつくるのが大事やと思い出します。色々反省します。